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2007.06.22

ゾディアック

公式サイト

60年代に実際に起きた、連続殺人事件を基にした映画。「セブン」のデヴィッド・フィンチャー監督の新作。

実話ということと、終始暗い雰囲気で、「殺人の追憶」を思い出します。どちらかというと「殺人の追憶」は、事件に翻弄される人々を中心に描いた映画だったけど、こっちは、わからないもの(犯人)に対する恐怖心をより掻き立てる作り方です。その辺がD・フィンチャーらしいという感じでしょうか。でもきっと、監督は「殺人の追憶」を見て、悔しい、俺もこういうのやりたかったなーと思ったのではないかと思います。

事件の経緯はおそらく事実をそのままなぞっていると思うんだけど、その淡々とした描きかたが逆に怖い。最初は恐怖の対象が殺人なんだけど、それが犯人そのもの、というか、近くに居るのに実体がつかめないシルエットが怖くなるのです。何があるかわからない暗闇の中を手探りで歩くような恐怖。

怖い怖いと書いてるけど、この映画の面白さのもう一つは、先述の「殺人の追憶」と同じく、ゾディアックに翻弄される人々。ジェイク・ギレンホールもいいけど、私は特にロバート・ダウニーJr.がいいなと感じました。カッコいいです。

ネットで感想なんかを見てると、「謎解きがなくてつまらない」という意見をよく見かけますが、そういうスタンスの映画ではないです。未解決事件だし。そんなもの期待してないし、なくても充分面白いです。今まで見たデヴィッド・フィンチャーの映画で一番面白いかも!「セブン」(これも結構好き)よりも。3時間弱の上映時間も全然気にならずに見れました。おすすめです!

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