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2007.06.29

台風クラブ

見終わって、すごいと思ったけど、どうすごいか説明しにくい。

大人になると、ほとんどの行動に意味が生じてくるけど、子供の頃はどうだったか?と思い出してみると、意味のない行動はすごく沢山あった。歩いていて突然ダッシュしたり、道端の空き缶のフタを拾ったり、手摺に触りながら歩いたり、わざわざ道端の雪山に登って歩いたり。でも意味がないと思うのは大人になって振り返ってからで、子供の頃は意味がないとは思わなかった。というか、そんなこと考えもしなかったのです。

「青春(?)映画」で見ていて寒いものは、撮っている側がその主人公たちと同じ目線で、社会や大人を批判したり自己肯定する映画。撮っている側(監督)は社会の仕組みによって大人が出したお金で映画を撮ってるという(商業映画)否定しがたい事実があるのに、それを否定している寒さ。
また逆に、自分が完全に大人目線で、青春やら子供を馬鹿にした描きかたもまた寒い。

やはり、大人も昔は子供で、でも今は大人でという両方の視点を、愛情を持って客観的に描き出さないとだめだと思うのです。

監督の目線は、中学生目線ではない。もちろん大人目線。年齢的には三浦友和の役が近かったのかなと思います。三浦友和は、中学生から見たら、不真面目で真剣に生きることを諦めたようなダメな大人です。でも「15年後のお前もこうなるんだよ」の言葉通り、みんなそうなるのもわかっている。だから、監督の視線は三浦友和(ダメな大人)を否定しない。そして、中学生のことも、上から見るようなことはしないのが、とてもいいなと思いました。

ラストに工藤夕貴(カワイイ)が「金閣寺みたい!」といって映る学校がきれいでした。


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