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2007年12月

2007.12.25

M

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広木隆一監督。馳星周原作です。
タイトルの「M」はサドマゾのMなんですが、ただの官能映画ではなかった。と思った。
主人公の聡子が堕ちて行く闇よりも、トラウマを抱えた稔に感情移入。欲望は自然な心理なんですけど、それが子供にトラウマを与えてしまうことがつらい。母親を投影した聡子を救おうとする稔が混乱するのは若さだなあと思うけど、その若さは誰もが経験があるだけに理解しやすいと思いました。
聡子役の美元のことを、アラーキーが「エロセクシー」と言ってたけどまさにその通り!胸がものすごいやわらかそうに見えた!
稔役の高良健吾は「サッドヴァケイション」を見たときは特に思わなかったけど、なかなかよかったです。

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2007.12.16

追悼のざわめき

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グロテスクで醜いものは美しい物と表裏一体・・・という言葉を思った。死や死者を正面からグロテスクに描く事は冒涜だとは思わないし、むしろ昨今のくだらない純愛映画で都合良く人が死ぬことの方がよっぽど酷いし冒涜と思います。
といっても、前情報や宣材から受ける硬質な印象とはちょっと違って、結構笑えるところもあるのです。かなりゲリラ撮影も敢行したようで、ラストの小人症の夏子が女子高生を追っかけ回す驚愕のシーンはエキストラでなく、リアルな反応だそうです。
いろいろ言われている衝撃的な描写は、今見るとさほどではありません。
なによりこの映画に漲る時代性というか、生真面目な説得力や論理を越えたところにある、有無を言わさない勢いと力技に、好き嫌いとは別にして、惹かれてしまうのです。
やっぱり私はこれを、16ミリフィルムで見たかった。デジタルだとどうしても映画との間に壁ができてしまう。フィルムの方がダイレクトに、もっと圧倒的な迫力があったに違いない。あああ〜。

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2007.12.09

僕のピアノコンチェルト

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所謂「神童」の天才ピアノ少年を描いたスイスの映画。
私の周りには極端(異常)に頭の良い人も天才的なピアニストもいないけど、子供のうちから頭だけ良くても、心や人生経験はその子供のままっていうのは、なるほど大変ですね。周囲の大人がうまくフォローしないと、その子がどんどん精神的に孤独になっていくんだね。ヴィトス少年の両親はダメダメだけど、おじいちゃん(ブルーノ・ガンツがとても良い)がいてくれたのでよかったね。
ストーリーや設定に若干無理があるけど、ヴィトスくんはじめキャラクターに説得力があるので違和感はありません。ヴィトスくんを演じた男の子が、実際に天才ピアニストっていうのがまたリアリティーを後押し。
小さなときのヴィトス少年があらーなんてカワイイんでしょう・・・と思って見てると、ちょっと大きくなったヴィトスに若干ガッカリしますが、見ているとその大きくなったヴィトス少年もカワイイなあと思えてくるのです。

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マラノーチェ

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ガス・ヴァン・サントの幻のデビュー作だそうです。
うーん、雰囲気は悪くないし、嫌いじゃないです。青臭具合も新人監督らしいような。あーこいつ映画沢山見てるんだろうなーっていう感じがわかるんだけどちょっと鼻につく新人。ははは。
でもあんまり記憶に残らない映画でした。フーン、、、という感じ。この主人公ってもしかしてガス自身なのかな。

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