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2008年10月

2008.10.25

蛇にピアス

公式サイト

映画を観客として見る時に、作り手が何歳であろうと関係ない。90歳を過ぎてもまだなお作り続けようとする新藤兼人とかオリヴェイラとか、本当にスゴいと思うけど、例えば70歳でこれを作るとはスバラシイとかは褒め言葉になってない気がする。
パンフか雑誌の記事か忘れたけど、蜷川幸雄が、こんなとき若い人はどう動くとか、服装とか、そういうのを主演の3人に任せたと言っていた。確かにこの物語はまさに「今」を描いていると思うけど、私としては、若い人がどうだとか関係なく“俺はこういう風に描く!!”っていう気迫みたいなものが見たかった。70代の蜷川汁を見せてほしかった。本当に力のある映画は、時代考証とかディテールのリアリズムみたいなものを超えた説得力があると思うから。その力が感じられないから、演出の気恥ずかしさとか妙な古くささとか、上滑りの台詞(殆ど小説そのままらしいけど)に違和感がずっとあった。
主演の3人は頑張ってたと思うんだけど、これを見て好きになるということはないな。映画自体も全体に長くてダラダラしてたなあ。
小説は読んだことがないけど、これ読んで、主人公に共感できるところってあるのかな?私は主人公ルイの行動が全く理解出来なかった。一日あれば余裕で読めるよ、と言われたのでいつか読んでみよう。

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2008.10.03

ウォンテッド

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アンジェリーナ・ジョリーに撃ち殺されたい!!

という映画でした。
主人公はジェームズ・マカヴォイ。女殺し屋アンジェリーナ・ジョリー。殺し屋のボスはモーガン・フリーマン。その他テレンス・スタンプとかもろもろ。
このマカヴォイの最初のヘタレっぷりが凄まじい。会社での唯一の友達が堂々と彼女と浮気!しかもそいつに奢らされたり!有り得ん!!特にアンジー姐さんにつかまってカーチェイスに巻き込まれるときのヘタレっぷりが笑えます。しかしここでのアンジーのアクションがやたらカッコイイ!これもまた有り得ん!っていうくらいのカッコ良さ。マカヴォイのヘタレ具合とのコントラストが素晴らしい。
当然ですが銃は向けた方向に弾が飛んで行くわけですけど、この映画は「気合いで弾を曲げる(要約)」という設定なので、腕をぶん回しながら銃を撃つので、ちょっとひと味違った銃撃シーン。イカす。
ラストまで楽しい2時間弱でした。頭全く使わなくていいし。気楽に見れます。

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ブレス

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キム・ギドクの新作、チャン・チェンが主演です。
いやああああ、内容が完全に狂ってますね。でも本当に狂った人はこんな映画を撮ることはできないと思うので、ギドクはあくまで冷静だと思いますが。
堂々と浮気をする旦那への満たされない愛情と孤独感を、死を待つだけの死刑囚(チャン・チェン)の孤独に重ね、彼に面会を続ける女。その面会のシーンで開いた口が塞がらなくなりました。私の解釈では、男に面会をする=旦那との過去をここでやりなおしている、と思うのですが、このイカレっぷりが凄まじい。本当に夢に出そう。これでチャン・チェンがまた女を愛して行くのですが、こんな女愛せないよ!怖いもん!
前作「絶対の愛」も結構キテるなあ〜と思ったけど、ギドクはこっちの方向に突き進んで行くのでしょうか。面白いからいいけど、いつか日本で新作が見られなくなるんじゃないかと思ってそっちが怖いな。

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崖の上のポニョ

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ポニョ〜。と口に出して言いたくなるな。ポニョ〜。
今回は完全に子ども向けに作っているようで、大人が視点だとちょっとありえないなというところもあるんだけど、まああんまり気にせずに見ました。
中盤にクライマックスがあり、ポニョがまさに疾風怒濤と化して好きな男を追っかけてくるという場面。25歳児だったら「キチガイ女!!」というところですが、5歳児だと「がんばれ〜!!」となります。ポニョ〜。このクライマックスを過ぎると若干トーンダウンしてしまったのが残念。
ポニョ可愛いじゃないか!個人的にはおさかなのポニョがカワイイな〜。と思って見てたので、人間になったら「おさかなに戻れっ」とスクリーンに向かって念じていました。ラストのクレジットも子ども仕様でさっさと終わるところが良い!

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