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2009.03.01

40歳問題

フライングキッズ浜崎。真心ブラザーズ桜井。大沢伸一。誰もよく知らないし、好きでもキライでもない。40代(と40代を控えた者)という括りだけで3人が集まり、曲を作る。
曲作りを追うとともに、各々の生活や心情を語るところが挿入される。普通の家庭を作る40歳。バンドを続ける40歳。故郷に帰る40歳。
“40歳問題”ってナニ?そろそろ体にガタがきたとか、家庭を守らなきゃならないとか、親の介護だとか、そういうことなのかな、と思っていたが、そこにはあまり言及されず、「???」となった。
が、ここで語られる“40歳問題”とは、そういう一般的なことではなかった。
殆ど初対面同然の3人が顔を合わせた時、バンドを始めたときの初期衝動のような、40代を破壊するような曲を作ろう、というような話になった。
しかし、曲作りが進むにつれ、上手くなってしまった演奏や固まってしまったスタイルをそのまま継承した“こなれた感じ”の曲が出来上がっていく。私は聴いてて全く惹かれないし、いいなとも思わなかった。
が、音楽性が他の2人と大きく異なる大沢伸一は、こんな曲はつまらない、やる気がでない、テンションがあがらない、そんなことを言い続ける。初期衝動とか言っておきながら、いつもやっていることと同じじゃねえか、と。コードの押さえ方とか、コード進行とか、メロディとか、上手く歌うとか、そんなことにこだわったら、いつもと同じことしかできない。曲名は「LOST CONTROL」と付けられたけど、全然ロストじゃない。
3人の中で一番くそ真面目な大沢は、それを浜崎と桜井にぶつける。多分、浜崎も桜井も、自分が「LOST CONTROL」できていないことはわかっている。やりたいけど、どうしていいかわかんない、カチカチに固まった自分の殻を破ることができない、これがまさしく「40歳問題」!
見ている私は、大沢が浜崎とケンカすればいいと思った。でもならなかった。大沢も「40代」だから、皆に気を使ってしまう。これも「40歳問題」。
30歳の私は見ていて、ずっとイライラした。ケンカすることも、完全に居直ることもできない中途半端ジェネレーション。ラストで大沢が溜まりに溜まった鬱屈した衝動でギターをぶっ壊したが、私もギターをぶっ壊したい衝動に駆られた。
私が大好きな音楽は、殆どがそのミュージシャンが20代のうちに作ったものだ。20代前半でこんなに素晴らしい物が作れるなんて、と思っていたけど、20代じゃないと作れないというのが、よくわかった。

公式サイト


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コメント

お邪魔します。
アラフォーというか、ズバフォーの私は、この映画観たいような、観たくないような。

映画自体を観ていないからなんともいえないけれど、この人々は40歳を愛していないのかな。
私は自分の40歳は好きだ、好きだ、大好きだー!!

投稿: ひとみ | 2009.06.26 23:45

コメントありがとうございます。

多分3人ともそれぞれに40歳を愛してるんですけど、愛し方が違うのかなと思います。

ひとみさんてもっと若く見えますね。ビックリ!

投稿: ガリゴ | 2009.06.27 03:41

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