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2009年3月

2009.03.11

少年メリケンサック

音楽好きの人なら多分みんな感じると思うけど、別にパンクの映画じゃないです。元パンクスの面々も出てますが、パンクの映画じゃないです。でも、別にパンクの映画だと思って見に行ってないから、それは別に良いんです。
2時間あったのに、終わった瞬間全てを忘れてしまった・・・というくらい、まったくどうでもいい心に残らない内容でした。なんかみんながワイワイやって・・・それでまた、いつものクドカン脚本のセオリー通り、とっちらかって結局なんだったんだっけってなって終わりでした。でも、別に感動したいとか心に残る名作だとかを期待して見に行ってないから、それは別にいいんです。
クドカン脚本の映画って、クドカン監督じゃなくてもそうなんだけど、役者の演技は、がなってるか、訛ってるか、変わった喋り方か、そのパターンに分かれるよね。全部。だから、どれも一緒に見えてしまう。上手いとか下手とかじゃなくて、基本一緒。誰がやっても一緒。下手な役者にとっては得かも。でも、別に役者に期待して見に行ってないから、それも別にいいんです。
結局私はこの映画をなぜ見たのか?全く何も期待していなくて、結局期待していなかった通りだった。でも、もしかしたら何か面白いものが見れるかも、と思って行ったんだった。ある意味、期待は裏切られなかった。
映画は映画館で見ることを前提に作られている限り、どんなうんこ映画でも、「テレビでいい、DVDでいい」という考え方は私には全くないです。そう思う映画は、別に一生見なくてもいい映画だから、DVDになったりしても見ないだろうから。
でもねー。これに関しては、映画館じゃなくて、映画じゃなくて、テレビでやればいいと思った。全然つまらないわけではないし、部分的に面白くて笑えるところもあったし。映画である必要性が、あんまりわからない。

テレビのクドカンは好きです。といってもそんなに見ているわけじゃないけどね。

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2009.03.01

40歳問題

フライングキッズ浜崎。真心ブラザーズ桜井。大沢伸一。誰もよく知らないし、好きでもキライでもない。40代(と40代を控えた者)という括りだけで3人が集まり、曲を作る。
曲作りを追うとともに、各々の生活や心情を語るところが挿入される。普通の家庭を作る40歳。バンドを続ける40歳。故郷に帰る40歳。
“40歳問題”ってナニ?そろそろ体にガタがきたとか、家庭を守らなきゃならないとか、親の介護だとか、そういうことなのかな、と思っていたが、そこにはあまり言及されず、「???」となった。
が、ここで語られる“40歳問題”とは、そういう一般的なことではなかった。
殆ど初対面同然の3人が顔を合わせた時、バンドを始めたときの初期衝動のような、40代を破壊するような曲を作ろう、というような話になった。
しかし、曲作りが進むにつれ、上手くなってしまった演奏や固まってしまったスタイルをそのまま継承した“こなれた感じ”の曲が出来上がっていく。私は聴いてて全く惹かれないし、いいなとも思わなかった。
が、音楽性が他の2人と大きく異なる大沢伸一は、こんな曲はつまらない、やる気がでない、テンションがあがらない、そんなことを言い続ける。初期衝動とか言っておきながら、いつもやっていることと同じじゃねえか、と。コードの押さえ方とか、コード進行とか、メロディとか、上手く歌うとか、そんなことにこだわったら、いつもと同じことしかできない。曲名は「LOST CONTROL」と付けられたけど、全然ロストじゃない。
3人の中で一番くそ真面目な大沢は、それを浜崎と桜井にぶつける。多分、浜崎も桜井も、自分が「LOST CONTROL」できていないことはわかっている。やりたいけど、どうしていいかわかんない、カチカチに固まった自分の殻を破ることができない、これがまさしく「40歳問題」!
見ている私は、大沢が浜崎とケンカすればいいと思った。でもならなかった。大沢も「40代」だから、皆に気を使ってしまう。これも「40歳問題」。
30歳の私は見ていて、ずっとイライラした。ケンカすることも、完全に居直ることもできない中途半端ジェネレーション。ラストで大沢が溜まりに溜まった鬱屈した衝動でギターをぶっ壊したが、私もギターをぶっ壊したい衝動に駆られた。
私が大好きな音楽は、殆どがそのミュージシャンが20代のうちに作ったものだ。20代前半でこんなに素晴らしい物が作れるなんて、と思っていたけど、20代じゃないと作れないというのが、よくわかった。

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